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5000兆円は人を楽にするか

注意して頂きたいのは、「幸せにするか」ではなく「楽にするか」である。

結論から言うと、楽になるに決まってるだろと。んな当たり前のことわざわざ疑問に思うのはアホかと。そう思うだろうけれど、まあちょっと聞いて頂きたい。

 

5000兆円あったらそりゃ楽だし、楽しいだろう。世の中金が全てではないにせよ、大抵のことは金で直接解決できるし、金で直接解決することが難しい課題もうまく使えば間接的に解決できるだろう。そりゃそうだ。

 

では、ちょっと条件を変えてみて、神様からこんな条件付きで5000兆円もらえたらどうだろうか。

「5000兆円はやろう。しかし、それに手を付けてはならない。極力現状の生活を続ける努力をしなければならない。だけど、もし君が本当に困ってどうにもならなくなったときには、使ってもよろしい。」

神様からの条件だから全てはお見通しだし、破ったら5000兆円は没収である。

さて、この5000兆円は人を楽にするか。

 

まあ、楽にするだろう。少なくとも僕は非常に楽になる。どうにもならなくなった場合にも5000兆円あればどうにでもなりそうである。

そして、楽になった結果、現状の生活を維持するためのストレスは大幅に減るだろう。いざとなっても大丈夫なのであるから、いざとなることが怖くない。結果、滅多なことではいざってことにはならない。

 

何が言いたいのかというと、上記の条件で神様から5000兆円もらった上で、現状の生活を送りづつけることと、5000兆円がない状態で現状の生活を送り続けることは、結果の上では変わらないのではないか。その違いはひとえに5000兆円という数字の余裕が自分の頭にあるかどうかの違いだけである。

 

つまり、実は、別に5000兆円を実際に持ってなくても、条件付き5000兆円が口座あるということを信じていれば、人生かなり楽になるんじゃないか。

自分の脳を騙して5000兆円が存在しているということを信じ込ませれば、いろいろと楽に生きれそうだな、なんて思ったのである。

 

よく自己啓発本なんかにある夢がかなったことにして日記をつけるやら、イメージトレーニングをするやらという手法は、この話に似ているのではないかと思う。

まあ、これらの話は、その行為によって脳が夢が叶う方向に行くという話なので楽になるとは若干違うけれど、脳を騙す(というと語弊もありそうだが)ことによる現実の歪曲がプラスの効果を生み出すという点では同じである。

 

というか、そもそも「現実」というのは、所詮は自分の脳の認識の反映ではないか。だとしたら、そもそも歪曲ですらなく、それが真実なのかもしれない。てか、「真実」ってなんだ?

・・・まあ、ちょっとややこしくなったからいいや笑

 

結論としては、5000兆円ほしい!