仕事がしんどい時の生存戦略を考えてみた
最近仕事がしんどくて辛くて、似たような境遇の人たちのブログを読み漁っている話は一つ前の記事である。
この状況、さてどうしたものかといろいろ考えた。とりあえず考えたことを書いてみる。とは言え、まだ抽象的だし、中身も二番煎じの三番煎じみたいなレベルであるが。。
1,仕事やめても死なないことを理解する
何のために働くかといったら、それはもちろん生活するためである。やりがい・・みたいな高度な話は別の場所でしてくれ!
生活するためというのは、具体的には住居費、食費等を賄う金を得ることである。さて、これら生活費に男一人が生きるに一体どれくらい必要なのか。このあたりの試算を、節約ブログ、ミニマリストブログ、無職ブログなどを徘徊した上で、自分なりに計算してみた。
してみた結果、だいたい10万あればいける。ちなみに今の家賃は5万2000円である。多分節約プロからみたらまだまだいけるだろう。
いろいろブログ徘徊するとなかには住居費含めて5万円台で生活している人もいて、いかに普段自分が金を垂れ流しているかというのを感じた。
しかし、気がかりなのが税金である。保険や住民税等、前年度の年収をもとに計算される系のもの。現在年収が人並み以上にはあるということがあって、今年いっぱいでやめるとしたら、これら税が重くのしかかってきそうな予感。減免措置がどんな条件で使えるのか。こちらはまだ調査不足である。
まあいずれにしても、これぐらいの金額だったらなんとかやり過ごせそうではある。少なくともそう簡単には死なないだろう。最悪でも生活保護がある!
2 職場で死なないメンタルを身につける
そんなメンタルあったらそもそも仕事辛くないだろ!といきなり突っ込まれそうではある。だが待ってくれ。これから何十年も勤めるかもしれないという前提での強靭なメンタルを身につける方法と、近いうちにやめてしまおうという前提での方法では、随分難易度が違うはずだ。
そもそも、もうやめようと思っているところで、強いメンタルを身につける必要があるのか。それは、状況によって違うと思う。例えば、今すぐやめます!と状況的にも経済的にも言える人だったら必要ない。しかし、大抵の人はそうではないだろう。今持っている仕事の引き継ぎだったり、そもそもやめるって言い出しにくかったり、ドロップアウトするための最低限の初期費用が足りなかったり(もちろん、こんなこと問答無用でヤバイときには、今すぐやめるべきであるが)。
そういう人は、あとちょっと職場にとどまる必要性があるが、問題はその間、健康、具体的に精神的な健康をやられるリスクがあることだ。
このリスク回避の方法について、僕はもしかしたら技術的に身につけることが可能なのではないかと思い至った。
ベストセラー『嫌われる勇気』で、全ての悩みは人間関係の悩みである、というフレーズが出て来る。これ、おそらく当たっている。
セクハラ、パワハラは言うにおよばず。そして、「仕事辛い」へ至る道の多くは、過酷な労働環境、合わない仕事、結果が出ない仕事に相対した時に、それそのもが辛いというよりは、それに反抗・抵抗した結果、周りにどう思われるか、自分ができないと思われてないか、などと考えた結果、適応できない自分を責めて辛くなる、というものではないか。
結局、環境そのものというよりは、環境に対する自分の行動が周りにどう思われるのか、それを想像した時の自分の感情に苦しくなるのではないか。
まあ、ここはなかなか一般的には語れないところと思いけれど、少なくとも今の自分はそうである。
今僕は、自分と仕事の相性が悪いと感じているが、これ、周りに誰もいなくて自分だけでゆっくりのんびり完結できる環境だったら、多分辛くない。この現状に対して、周りがどう思うだろうか、ということを気にした結果、辛くなっている。つまり、苦しんでいるのは環境そのものに対してではなく、それに対する最終的な自分の反応に対してなのである。
もし、僕が、周りが自分のことをどう思うか、自分に対して何を言っているかについて、全くマイナスな感情を抱かなくなる人になれば、悩みなど恐らくなくなってしまうのだろう。「無敵の人」の誕生である。
ここらへんの思考回路を扱うのがおそらくNLPであり、嫌われる勇気なのであり、『反応しない練習』にかかれているブッダの考え方なのだろう。
みんなそれぞれアプローチは違えど、言っていることは同じな気がする。
これらのメンタルに関する技術を、数十年同じ職場にいるというレベルで身につけるのは難しいとは思うが、残り少しの時間を耐えしのぐというレベルであれば、身につけられなくもないかもしれない。しばらく、自分でできるか実験してみようと思う。
なんてことを、日曜の夕方にブログを読み漁りながら考えついた。
最小限で生きる金と生活の知恵と、メンタルをやられない技術。この2つの武器を身につけるチャレンジをしばらくしていこうと思う。